mu ne meがこだわるオーガニック認証「GOTS」ってなに?
子どもにはぬくもりを、大人にはときめきを。
目には見えない違いこそ、mu ne meは大切にしたい。
だから、mu ne meのオーガニックトッポンチーノは、世界共通のオーガニック繊維基準、国際認証GOTS(ゴッツ)を取得しています。
GOTSとは「The Grobal Organic Textile Standard(オーガニックテキスタイル世界基準)」の略で、繊維製品の製造や加工に関する国際基準のこと。
今回は、mu ne meがこだわる国際認証GOTSについて、詳しくご紹介します。
目次
- GOTS認証とは
- 生産背景を最大限に考慮したGOTSの基準
2.1 環境への多角的な配慮
2.2 働く人への配慮
2.3 第三者認証機関で公正性を保持 - mu ne meがGOTS認証を取得する理由
- まとめ
GOTS認証とは
GOTSのはじまりは、今から20年前の2002年にまで遡ります。
このころ、繊維製品業界ではさまざまな製造、加工基準が乱立し、国際的な取引の指標となる統一基準がありませんでした。そのため、多国間でやりとりをする際に混乱が生じるなど、スムーズに取引をすることが困難だったと言います。
そこで「世界共通の新たな基準を設けよう」と動いたのがGOTSです。その後、4年の歳月をかけて精査をかさね、2006年、ようやく国際的なオーガニック繊維基準が誕生しました。それがGOTS認証です。
GOTS公式サイト
GOTSの認証を取得できるのは、mu ne meのトッポンチーノのようにオーガニックコットンを使用した製品のほか、ウール、麻、絹など有機原料を使用した繊維製品です。
しかし一口に「オーガニックコットン」と言っても、実際、有機綿とそうでない綿の触感や農薬残量には大差がなく、収穫された原料を「オーガニックかどうか」判断するのは容易ではありません。
それではいったい、どんな基準を満たしていれば、オーガニックコットンとしてGOTSの認証を受けられるのでしょうか?そのカギは、原料から製品として形になるまでの生産背景にあります。
生産背景を最大限に考慮したGOTSの基準
GOTS認証を取得するためには、まず第一に、製品に使用される繊維の70%以上がオーガニックでなければなりません。また、遺伝子組み換え技術を使った原材料や、有害物質を含む可能性のあるアゾ染料の使用禁止など、原料や物質が良質であることが絶対条件です。
しかし、GOTSが原料の質とともに重視しているのが「製品の生産背景」であり、製造のいかなる工程においても、環境にやさしい生産プロセスと社会的な配慮がなされていることです。そのため、製造の全行程を追跡できるよう「トレーサビリティ(追跡可能)の保証」も必要要件として挙げています。
それでは、生産背景のどのような部分が大切にされているのか、具体的に見ていきましょう。
環境への多角的な配慮
通常、綿を栽培・加工する際には、多量の化学肥料や農薬が使われます。しかしこうした物質は土に残り、土壌だけでなく地下水を汚染し、生産に関わる人々の健康を害してしまいます。さらに化学物質により土壌の力は弱まり、劣化し、いずれ作物が生産できなくなってしまうという負の連鎖が生まれます。
GOTSが認証する製品は、こうした環境への悪影響をできる限り除去したものです。製造の全工程において、オーガニックでない一般製品と混同しないこと、また汚染されないよう管理することが求められます。
さらに、水や電力エネルギーの使用について、また廃棄水や廃棄物の処理方法について、GOTS独自の環境目標が設定されています。
このようにさまざまな角度から環境保護が規定されているほか、動物の生体実験も禁止されるなど、GOTSは環境への配慮に余念がありません。
働く人への配慮
GOTSは、繊維製品の製造にかかわるすべての人の労働環境を守るため、児童労働、強制労働、そして差別を禁止しています。
国によっては、農場などで子どもたちが労働を強いられるばかりに通学できないという実情があるほか、工場における労働の低賃金、そして長時間労働など、労働環境にかかわる人権問題は世界中で深刻化しています。
生産のいかなる過程でも、こうした人権に反した労働が含まれないこと。それもGOTSを体現する大切なポイントです。中でも特に「児童労働の禁止」は、mu ne meが深く意識、共感している点でもあります。
第三者認証機関で公正性を保持
認証基準が独断的なものにならず公正であり続けるため、GOTSは第三者認証機関による監査を入れています。日本では、「コントロールユニオン」と「エコサート」という2つの団体がGOTS基準を認定することができます。
コントロールユニオンはオランダを拠点とする国際認証機関で、食品、繊維、バイオエネルギーなどの分野で検査や認証を行っています。
一方エコサートは、フランスに本部を置く国際有機認証機関。30年以上、130カ国以上でオーガニック製品の監査や認証を行ってきた実績と経験をもつ、オーガニック認証のスペシャリストです。対象製品は、農産物や加工食品、畜産物、化粧品、コットンなど幅広いのが特徴です。
このように、コントロールユニオンやエコサートの目が入ることで、GOTS認証の公正性と信頼性もより確実なものになっています。
mu ne meがGOTS認証を取得する理由
mu ne meの製品を使ってくださるすべてのお子さんやそのご家族に、良質なものを届けたい。製品の良質さへの追求は言うまでもありません。
しかしmu ne meがその先に見据えるのは、子どもたちに託す未来の地球です。未来を生きる子どものために、よりよい環境を残してあげたい。そのためにも、地球にとって少しでもやさしく、持続可能な生産方法を追求したい。
私たちが日々何気なく使っている製品、そのすべてに生産背景があります。地球から収穫した原料があり、環境があり、そして製造にかかわる人がいます。
私たちは、そんな生産背景にもしっかり目を向けたい。環境だけでなく、そこで働く人への配慮も忘れず、子どもたちに胸を張って届けられるプロダクトを作りたい。そして少しずつ、尊重の輪を広げたい。
そんな譲れない思いがあるからこそ、mu ne meはGOTS認証を取得しています。
まとめ
今回は、オーガニック繊維製品の認証、GOTSについて詳しくご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
mu ne meのオーガニックコットントッポンチーノは、こうしたGOTSの要件をすべてクリアし、認証を取得しています。
この世界に誕生したばかりの赤ちゃんだけでなく、mu ne meのプロダクト製造にかかわるすべての人々、そして私たちが生かされている地球という環境に、やさしさとぬくもりが届きますように。
オーガニックコットントッポンチーノに付くGOTS認証マークには、そんなmu ne meの願いが込められているのです。